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執筆者の写真笠松善光寺 住職

善光寺だより 令和2年1月号

「苦しい時こそ 学びの時」

 我が宗派の僧侶への入り口に「加行」があります。早春の寒さの中、早朝4時から始まる一日3回の水行と勤行、この間足袋を履くことも、靴下を履くことも許されず、膝までアカギレした足で、冷たい廊下を素足で歩く。アカギレの傷みを我慢して変な歩き方をしている。痛い踵を廊下にぶつけた方が歩き方には自然だと気付いた。寒念仏の時も然り。我慢は大事だが、我慢だけでは解決できないことがある。その先の気付きにこそ解決への道は見えてくる。仏様から届く心に教えられる。


合掌

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