笠松善光寺 住職2021年6月7日読了時間: 1分善光寺だより 令和3年6月号「いたらない私への 救いの手」 鈴木正三という曹洞宗の禅僧が書いた『万民徳用』という書物がある。そこにはいろいろな民の生き方が述べられてある。例えば、農民は修行できぬと嘆くのではなく、耕すことが修行であり、草刈りは煩悩の摘み取りである。田畑の成長は悟りへの成長で、自分でなく他者を思いながら農業をすることが大事ということが書いてある。成程!忘己利他、一つ所に一所懸命に取り組めば、自ずと心穏やかになっていることに気づく。救われているのだ、ということに気づく。有り難いことである。 合掌
「いたらない私への 救いの手」 鈴木正三という曹洞宗の禅僧が書いた『万民徳用』という書物がある。そこにはいろいろな民の生き方が述べられてある。例えば、農民は修行できぬと嘆くのではなく、耕すことが修行であり、草刈りは煩悩の摘み取りである。田畑の成長は悟りへの成長で、自分でなく他者を思いながら農業をすることが大事ということが書いてある。成程!忘己利他、一つ所に一所懸命に取り組めば、自ずと心穏やかになっていることに気づく。救われているのだ、ということに気づく。有り難いことである。 合掌
善光寺だより 1月号カレンダー言葉の解説 「何事も 一つ一つの 積み重ね」 仕事でも趣味でも、長く続けていると楽しく感じる時もそうでない時もある。しかし、一つ一つ前向きにとらえて取り組み続けると「続けて良かったと」と気付く時がある。このお便りもそうである。時に億劫になる時もあるが、月参りの時に...
善光寺だより 8月号カレンダー言葉の解説 「見守って見守られて」 順風満帆に物事が進んでいる時は、それが自分の実力や功績のように錯覚しがちですが、一転苦境に立つと如何に自分が周囲の助けや厚意によって支えられているのを実感しまう。 今のコロナ禍で普段考えられないくらいの多くの人、組織の尽力により...
善光寺だより 7月号カレンダー言葉の解説 「あまたなる命と縁する 我が身かな」 縁とは「全ての物事は関係し合っている」とお釈迦様は説かれました。一つ一つの命、数えきれないくらいの命の全てが調和して繋がっているのが、私たちが生きている此の世界、全てが私繋がっている。只繋がっているだけでなく、調和...
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