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  • 執筆者の写真笠松善光寺 住職

善光寺だより 令和3年5月号

「ういの世に うつる心と あめ模様」


 この俳句をどのように味わいましょうか?季節はいずれ梅雨を迎えます。あめ模様に世の中と心を重ねています。あめ模様を移ろいやすい様子と同じようにコロコロ変わる心。雨は降りっぱなしではなく、晴れたり、降ったりでしょうか。この不確かな不安感を読んでいるのでしょうか?この不確かさの上に立つ現代科学ではすぐに「エビデンス(証拠)」を定めて立証することがルールとなっています。自己矛盾を孕んだ価値観を是とするのは無能と断ぜざるを得ません。コロナ禍への対応を自立的に行うには何が良い方法なのでしょうか?ワクチンがようやく笠松町に届いたようです。これで少し落ち着きますかね。


合掌

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