「許すという救い 許さないという苦しみ」
法然上人は幼い頃、父親を目の前で討たれました。その父親が亡くなる前に枕元に法然上人を呼ばれ「敵討ちはするな。恨みでもって恨みを晴らせば際限なく苦しみは繰り返される。」と諭されました。ここで仏縁を頂かれました。最近の私たちを見ますと、この教えが反映されていません。SNSでは苦しみを際限なく繰り返し、裁判でも悲しみを増幅することを是としています。被害にあった人の苦しみを癒すための教えは?先人が残された幸せへの教えはどこに行ったのでしょう。日本での罰は教育罰です。その事が功を奏することが無くなった今、改めて教育の仕方、家庭の在り方、家族の在り方を見直す新しい一歩にしたいものです。
合掌
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