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執筆者の写真笠松善光寺 住職

善光寺だより 5月号

カレンダー言葉の解説

「その儚さが 愛おしい」

お釈迦様の最期の教えに「この世は常に変わりゆく。生じては滅する道理。生死をはなれたところに静寂なる悟りがある。」という意味の無常偈を説かれ、それゆえに精進せよ」と言い残された。又、「人の命は一呼吸の裡に在る。その何気ない一瞬一瞬の裡にあって、その積み重ねの中で、変化しながら生きているのであって、やがて終わりの時を迎える」と。愈々初夏を迎える。自然の中には、このような儚い姿を、愛おしむべき命を教えてくれている。

合掌

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