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執筆者の写真笠松善光寺 住職

善光寺だより 2年10月号

「ありのまま 仏の慈悲に包まれて」

 法然上人の弟子、親鸞の上足に証空という方がいらっしゃいます。西山派の祖と言われる方が、白河の関に到った時に詠われた詩に

「光台を見しは見しかば見ざりしを聞きてぞ見つる 白河の関」

白河の関は目立たない、聞かなければ通り過ぎてしまうような処です。聞かなければ気が付かないように、阿弥陀様のお慈悲の光は常に私たちを包み、守っていている様子と伺っています。

意識しないと過ぎていってしまう、感謝、報恩、幸福を感じる心を頂きましょう。

合掌

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