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執筆者の写真笠松善光寺 住職

善光寺だより 11月号

カレンダー言葉の解説

「みんな 繋がっている」


 インドのブッダガヤーには今も菩提樹がある。その菩提樹の下でお釈迦様が悟りを開かれブッダとなられた聖地として世界中から巡礼者が訪れる。そこで悟られた真理こそが縁起である。縁起とは、この世の全ては因縁によって成り立ち、何事も単独では存在しない。互いに影響しあい、成り立っているという事です。穿った見方をすれば存在は限りなく脆弱な在り方で、不安定な状態で、柔軟な在り方で存在しているように思う。が、実はそうでない。この繋がりこそ確かなものと受け止めるものです。


合掌

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