「今生きている喜びを知る」
法然上人が「一日に数万回のお念仏を唱えられません。どうしたらよいでしょうか?」と尋ねられました。「出来るだけやればいいです」という答えが返ってくるのかと思いきや、法然上人は、念仏の回数以前に、念仏を信仰するのに打算的な考えは禁物ということを教えてくれています。
多くの回数を繰り返すうちに何かが芽生えてくるものなのか、何も生まれないのか。このような期待もよい事とは言えません。
何よりも、念仏を唱える中に今の生活の中に、生きている喜びを知ることが大事なのです。
合掌
【第200回 智暁講座のお知らせ】
2月8日(金)午後1時半から2時半まで
「佛教シリーズ・仏教とは(110)」
【永観堂・念仏行道会のお知らせ】
2月14日(木)~15日(金)参加希望者はお寺まで。