top of page
笠松善光寺 住職

善光寺だより 30年2月号


「いつか咲く/きっと咲く」

境内に秋から春にかけて、花をつける不断桜があります。

年により花の付け方に違いがありますが、冬の寒さの中一所懸命に花をつけ雪を載せながらも寒さに耐える、その姿に、お参りに来られた方からは、「綺麗ですね」と言葉を頂く。

染井吉野のように一気に咲くのではなく、彼女なりに慎ましやかに花をつける。

今年は遅いな、と思う時もあるが、気が付くと花が咲いている。時には咲きたくない年もあるだろうな、と思いつつも、花を見て癒される私の心に温かみを届けてくれる。

阿弥陀様の広い御心が私たちの身にも及んでいることを思い出しながら、花を見ています。

合掌

【第192回 智暁講座のお知らせ】

3月8日(木)午後1時半から2時半まで

「佛教シリーズ・仏教とは(102)」


閲覧数:18回0件のコメント

最新記事

すべて表示

善光寺だより 1月号

カレンダー言葉の解説 「何事も 一つ一つの 積み重ね」 仕事でも趣味でも、長く続けていると楽しく感じる時もそうでない時もある。しかし、一つ一つ前向きにとらえて取り組み続けると「続けて良かったと」と気付く時がある。このお便りもそうである。時に億劫になる時もあるが、月参りの時に...

善光寺だより 8月号

カレンダー言葉の解説 「見守って見守られて」 順風満帆に物事が進んでいる時は、それが自分の実力や功績のように錯覚しがちですが、一転苦境に立つと如何に自分が周囲の助けや厚意によって支えられているのを実感しまう。 今のコロナ禍で普段考えられないくらいの多くの人、組織の尽力により...

善光寺だより 7月号

カレンダー言葉の解説 「あまたなる命と縁する 我が身かな」 縁とは「全ての物事は関係し合っている」とお釈迦様は説かれました。一つ一つの命、数えきれないくらいの命の全てが調和して繋がっているのが、私たちが生きている此の世界、全てが私繋がっている。只繋がっているだけでなく、調和...

bottom of page