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笠松善光寺 住職

善光寺だより 29年8月号


「怒りは一瞬 恩は一生」

 「根に持つ」という言葉は誰もが一度は聞いたことがあると思います。

この言葉が使われる時は、あまり良い場面ではありません。なぜなら、この「根」は「恨み」を表しているからです。

「木の根のような恨み」を持っていても得になることは何もありません。

対して「頂いた恩」は絶えず持っていたいものです。

今の自分は測り知れない程の人々や命から頂いた恩の結晶なのです。

恩、その全てを把握することは不可能です。でも、感謝の気持ちを持ち続けることはできます。

頂くだけの恩ではなく、私の周りの一人一人に恩の輪を広げていきたいものですね。

合掌

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「佛教シリーズ・仏教とは(96)」

9月8日(木)午後1時半から2時半まで


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