「身の程を 知る」
諦めるという言葉があります。
現在では、自分の願いが叶わず、その思いを断ち切るという意味で使われます。
仏教では「明らかにする」という意味です。自分自身の心を知る、明らかにする。
自分自身をわきまえることによって、苦しみや悩みの本当の姿が分かるのです。
ややもすると、自分の苦しみは社会が悪いから、あの人のせいだからと、原因を他に求めるのですが、全ては自分の欲に起因すると理解できれば、苦しみを解決する方法が分かるものです。
悩みからの解脱への一歩だといえるのです。
合掌
【第185回 智暁講座のお知らせ】
7月8日(土)午後1時半から2時半まで
『佛教シリーズ・仏教とは(95)』
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